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ここでは『むしぱん』の設定内で使われる専門用語などを説明します。
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■目次■
【あ行】
◇陰陽道
【か行】
◇気
◇吸血鬼
◇黒魔法
◇理魔法
【さ行】
◇白魔法
◇神仙術
◇精霊
◇然魔法
【た行】
◇超能力
◇時魔会
◇時魔法
【な行】
【は行】
◇光魔法
◇星魔法
【ま行】
◇魔術
◇魔女
◇魔女狩り
◇魔法
◇魔法石
【や行】
◇闇魔法
◇癒魔法
【ら行】
【わ行】
陰陽道(おんみょうどう)【術式】 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
陰陽五行説に基づき、天文・暦数・卜筮(ぼくぜい。亀甲占いや筮竹占い)等を用いて吉凶・禍福を占う方術。 陰陽五行は古代中国の哲学、思想の根本であり、陰陽五行では、原初の宇宙は混沌であったが、その中から光に満ちた純粋な気(すなわち「陽」)と、重く濁った暗黒の気(すなわち「陰」)が生まれ、この二気が交合した結果、天上に太陽(日)と太陰(月)、その他木火土金水の星(木星、火星、土星、金星、水星)が誕生したとされる。 また、四神、九星、十干、十二支など全ての気、数字、方角、色には関連性があり、天地の運行に強く関係しているとされる。 また、その名の通り、相生(そうせい、そうしょう。プラス)と相剋(そうこく。マイナス)の関係があり、相生では、順に相手を生み出す関係が存在し、下記のようになっている。 【五行相生(ごぎょうそうしょう)】 「木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ず」という関係。 ◇木は、燃え、また擦れあって、火を生む。 ◇火は、燃えて灰(土)を生む。 ◇土は、金属を含み、また山として金(金属)を生む。 ◇金は、溶けて水となり、また磨かれれば水(露)を生む。 ◇水は、木を育てる。 相生とは逆に、相剋では、順に相手を剋していく関係が存在し、下記のようになっている。 【五行相剋(ごぎょうそうこく)】 「水は火に勝ち、火は金に勝ち、金は木に勝ち、木は土に勝ち、土は水に勝つ」という関係。 ◇水は、火を消す。 ◇火は、金(金属)を溶かす。 ◇金は、刃物となりて、木を伐る。 ◇木は、根を生やし、その根で土を割る。 ◇土は、水をせきとめ、川(水)の流れを変える。 この陰陽五行の相生と相剋の関係を陣にすると、正五角形の頂点を結んだ星のいわゆる”五芒星”となるため、陰陽道のシンボルとして使われる。京都の晴明神社はその代表例である。 ![]() 先に上げたとおり、四神、季節、色などとも関係しており、創作に関連性の深いもののみを上げると、下表のようになる。
陰陽道では、五神のうちの青龍、朱雀、白虎、玄武は天の四方を司る「四神」と呼ばれ、それらの中央に黄龍がおり、眠っていて、四神はその黄龍を守っているとされている。 と、いうのも、現在我々が生活しているこの世界という時空は「全て黄龍の見ている壮大な夢」であり、黄龍が目覚めるとともに、消えてしまうからである。 【関連項目】 ⇒神仙術 ⇒精霊 |
気(き)【術式】 | |
生体エネルギー。 誰もが生まれつき持っているもので、肉体を鍛錬すれば自然と内在量が増えるらしい。 また、独自の波動を持っており、手練となると、気の波動のみで誰だか識別できるようになる様で、更に、基本的に不可視、接触不能だが、気を練り上げることで可視にすることも出来、物理的接触も出来るようになる。 似た生体エネルギーで、魔力の根源であるいわゆる「エーテル体」、幽霊、幽体離脱時の不可視な「霊体」などがあるが、エーテル体は、肉体周辺に発生しているエネルギー膜のようなもので、魔法がこれを一時的に肉体に取り込み変換しているのに対し、気の放出(いわゆる「遠当て」など)は肉体内部のエネルギーを(可視、接触可能なものに)直接的に変換し、放出している。 霊体とは同一物なのか、異なるものなのかは判明しておらず、関連が気になるところ。 魔法と陰陽道、修験道などの違いは主にここにあり、魔法がエーテル体を変換するのに対して、陰陽道、修験道は気を変換する。 【関連項目】 ⇒魔法 ⇒陰陽道 |
吸血鬼(きゅうけつき)【精霊、魔物、分類】 | |
陰の魔力の多い精霊(一般に言う「魔物」)のうち吸血行動を取るものを指し、中国のキョンシー、アラビアのグールなどを内包する種別分類を指す単語だが、ここでは東ヨーロッパの「ヴァンパイア」及び「ヴェアヴォルフ」を指す。 また、便宜的に“種別分類での吸血鬼”を「吸血種」と表記する。 吸血鬼──ヴァンパイアとは、人間が精霊化(魔物化)したものを指す。 つまり、基本的に後天的なもので、生まれたときから吸血鬼、という魔物は居ない。(ぶっちゃけ、月姫とかとは異なるよ、と言いたい) 鉄などの武器では傷一つ付かず、素手で岩を砕くほどの怪力を持ち、内在魔力は途方も無く、コウモリや狼、果ては霧へと自由自在に姿を変えることが出来(このことから「人狼」「狼男」と呼ばれるヴェアヴォルフは、狼が妖怪化したものを除き、ヴァンパイアの異名であるとされる)、仮に肉体が破損してもコウモリ1匹分ほど残っていれば元に戻れるほどの再生能力を備え、血液を摂取している限りは不死身であり半永久的に生きるとされる反則的な強さを誇る夜の帝王である。 が、神の洗礼を受けた(陽の魔力を含んだ)銀の武器なら傷つけることが可能だったり、太陽の下で力を発揮したら灰になるため、太陽の下では力を発揮できなかったり、流水を渡れなかったり(流水の中では体が分解される)、心臓をえぐれば倒せたり、と弱点も多い。 ダメージと無関連なものも上げると、「初めて訪問した家では、その家人に招かれなければ侵入できない」、「力を発揮しているときは(鏡、ガラス、水面などの)ものに写らない」というものもある。 一般的に、にんにくやねぎなど臭い野菜を嫌うとされるが、これは中世において、疫病などによる不可解な死までもが吸血鬼によるものだとされたため、病原に対する処置法と吸血鬼対策の伝承がごっちゃになったものである。(手洗い=流水、太陽に弱い=日光消毒など共通点があったため、臭い野菜=体力を付ける野菜が混じった) よって実際は無関係でそのようなことはない。 (日暮 麗奈は一個人として単純に、ねぎ、にんにくがニガテなようだ) 十字架に眼を背けるとされるが、彼らにとって恐ろしいのは十字架ではなく、信仰者へ神が与える陽の魔力(魔法学的に、陰と陽の魔力は相反するため。お互いに天敵と言える)と、「人間を吸血鬼を狩ることへ突き進める神への信仰そのもの」なのだ。 よって十字架自体はダメージを与えるほどのものでもない。 そんなわけで、十字架を嫌う者が多いが、元人間なため、例外的に神を信仰する者(主に「患者」で。患者は後述)も居る。 また、一般的な「十字架」(「自己を犠牲にして他者を守る」キリストの象徴である)は嫌っているが、「逆十字」は好んでつけている者が多い。(多い、というだけで必ずしもそうであることはない。) 「逆十字」は一般的な十字架を否定するもので、「他者を犠牲にして自己を守る」象徴である。これは吸血行動そのものにも言える思想なためでもあるとされる。 吸血鬼は、もちろんのことながら「吸血」をするわけだが、この吸血には2つの理由がある。 1つは、「その高い能力を維持するために」。 吸血鬼はものすごい能力を持つ。それはそれだけエネルギーを消費すると言うことなので、それに見合ったエネルギー摂取が必要なのだ。 そしてもう1つは、「自己の不完全さのために」、である。 吸血鬼は実は穴の開いた袋のようなもので、自らの「気」が常に漏れている。そのため、ただ立っているだけでも「渇く」ので、吸わざるを得ないのだ。 吸血鬼というのはそもそも、永遠の命を得るためにある魔術師が編み出した「肉体を離れ、自らを精霊化する術式」によって精霊化した者のことで、この術式自体にコンピュータでいうバグのような問題があったのだ。 この「気の漏れ」を解消するのがかの有名な「自分の生まれた地の土を底に敷いた棺おけ」である。 「棺」は彼らにとって唯一安心できる家であり国土である。 そこでは体の「気」が抜けることもないため、安心して眠ることが出来る。 眠る、と言っても彼らは精霊であり眠りは必要ないし、肉体的な回復もしない。眠ることによって体力消費が防げ、現状維持が出来るだけである。 また、吸血鬼が血を吸うのは、「血には気が多く含まれているから」であるとされ、「気」や「魔法」の扱いに卓越したものは、血を吸わずに気のみを吸うことや、植物から気を吸うことも出来るようになる、という。 吸血鬼によって「全身の血を吸われて息絶えた貞操の者」は吸血鬼化すると言われており、吸血鬼には「血を吸われて吸血鬼化した者」と「一定の術式などにより自ら吸血鬼化した者」の二種類が居る。 前者は「死後の病」と言えるような感染的な存在であり、現状として、治療不能な不治の病である。そのため「(吸血)患者」と呼ばれることもある。 後者は一般に吸血鬼を生む存在のため「真祖」と呼ばれ、有名な者に、ブラド・ドラキュルことブラド・ツェペシュ、カーミラーことマーカラーなどが居る。 (ドラキュラの話とかが「実話を基にした作り話」、という設定になってます) 血を吸われ吸血鬼化した者──患者と比べ、自ら術式により吸血鬼となった者──真祖は攻撃面、守備面の両面で強力であるとされ、特に日光に対して強いと言われている。 患者とそれを作り出した真祖の契約にもよるが、基本的に患者は採取した血液の数割を自動的に真祖に送るようになっている。 そのため、真祖は患者より大きな力を振るうことが出来、患者の方が真祖より吸血量は多い。 また、患者の「吸血鬼化」は不治の病だが、「患者となっている」こと自体は不治の病ではなく、「真祖の血を吸うこと」で真祖へ血を送ることを放棄することが出来、力の面でも「真祖」となることが出来る。 しかし、患者と真祖の基本的な力関係があるため、これはなかなかに難しい。 真祖が割合「狂気」を感じさせる者であるのに対し、患者は「悲劇」を感じさせる存在であることが多い。 (「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」とか「ポーの一族」の創作的影響多々。(^^; ) 尚、創作内で、「真祖」として「日暮 麗奈」が、過去に日暮に吸われた「患者」として、「赤井 恵歌」が登場する。 【関連項目】 ⇒精霊 |
黒魔法(くろまほう)【魔法・分類】 | |
「二大魔法」の一つ。 魔法を大きく2分した時に、陰のイメージのある側。 「闇」「理」「然」属性の魔法。 「魔法使い」というイメージが強く、魔女狩りの攻撃対象となりやすい。 ![]() 【関連項目】 ⇒魔法 ⇒白魔法 ⇒陰陽道 |
理魔法(ことわりまほう)【魔法・属性】 | |
「七大魔法」の一つ。 『炎』『氷』『雷』を操る魔法。 科学的な視点からは、『温度』に関連した魔法なのではないかとのこと。 素質のあるものが一番多く、一番魔法的なイメージ。 【関連項目】 ⇒魔法 |
白魔法(しろまほう)【魔法・分類】 | |
「二大魔法」の一つ。 魔法を大きく2分した時に、陽のイメージのある側。 「癒」「星」「光」属性の魔法。 神聖視されやすく、聖職者に多い。 ![]() 【関連項目】 ⇒魔法 ⇒黒魔法 ⇒陰陽道 |
神仙術(しんせんじゅつ)【術式】 | |
中国の神仙秘術が根源だが、日本独自にアレンジされ、発展していった退魔法の一種。最強の退魔法とも言われている。 陰陽道や修験道、密教を内包するため、修験者である竹津 瀬茶海、神職である美鶴、神そのもののよーこ等が使用する。 最も有名なものに、「臨(りん)、兵(びょう)、闘(とう)、者(じゃ)、階(かい)、陣(じん)、烈(れつ)、在(ざい)、前(ぜん)」の秘印を切る、『九字切り』があるが、修験道では「臨、兵、闘、者、階、陣、列(れつ)、前、行(ぎょう)」だったり、「臨、兵、闘、者、階、陣、烈、在、前、行」の十字であったりと、流派によって微妙な違いがあったりする。 日本における九字の秘法の担い手が、かの有名な三教始祖、密教の空海(弘法大師)、陰陽道の安部清明(あべのせいめい)、修験道の役小角(えんのおづの)である。 【関連項目】 ⇒陰陽道 |
精霊(せいれい)【分類】 | |||||||||||||||||||||||||
万物の根源をなす気、万物に宿る魂が人格化した存在。 基本的に、精霊と言った場合、「妖精」を意味するが、厳密には妖精、妖怪、神、魔、幽霊、その全てを内包する。 妖精とは、自然が精霊化したもの、妖怪・幽霊は生命が精霊化したもの、神と魔は信仰が精霊化したものである。 そのため、信仰が無くなれば神は消える。 また、多神的ではない、唯一神は他の神を「精霊」であり、神ではないものとする。 多神教での神(特に日本の八百万の神)は、己の存在を自覚していることが多いが、唯一的な神はそうでないことが多い。 錬金術における「四精霊」とは、錬金術の基礎である四つのエレメンタル、「地水火風」の妖精のことであり、地の精ノーム、水の精ウンディーネ、火の精サラマンダー、風の精シルフを意味する。 妖精は魔法学上、魔法の属性とは別の七種類に分けられる。 それが「月」「火」「水」「木」「金」「土」「日」であり、陰陽道にも大変近い。 七種に分ける場合、魔法の属性の「闇」は「月」、「炎」は火、「水」「氷」は「水」、「雷」「風」は「木」、「星」は「金」、「大地」は「土」、「光」は「日」とされる。 七精霊と魔法属性、精霊属性を表にすると下記のようになる。
尚、創作内で、七精霊を扱える者として大村 朔夜、使い魔(持ち霊)持ちとして竹津 瀬茶海、使い魔(持ち霊)として墓所川原 瀬芹が登場する。 【関連項目】 ⇒魔法 ⇒然魔法 ⇒陰陽道 |
然魔法(ぜんまほう)【魔法・属性】 | |
「七大魔法」の一つ。 『風』『水』『大地』を操る魔法。『自然魔法』とも。 謎の多い魔法。実は単純に『(それぞれ気体や液体の状態で)水を操る魔法』ではないかとの学説が。しかし、正確なことは分かっておらず。 素質を持つものは希少でも多くもなく、また何故か精霊等に好かれやすい。 【関連項目】 ⇒魔法 ⇒精霊 |
超能力(ちょうのうりょく)【術式】 | |
サイ(PSY、PSI)、サイキック(PSYCHIC)などと言われる。 一般的に、魔法と似たようなものに扱われるが、明らかに異質で別物。 魔法が、古代から培わられてきた一定の理論に基づいた「技術」であるのに対し、超能力は生まれながらにして持っている「体質」である。 あとから習得できる「法」や「術」、「道」ではなく、あくまで生まれつきの「能力」なのだ。 発動原理もよく分かっていない。というか、固体によって差異があり、特定出来ない。言ってみれば「超能力」とは、異常体質全てを指す単語である。 それ故に、使用者独自的で、複数の使用者で行う人員的に大規模な技などは無い。 これはある意味「時空魔法」にも通ずるところがあるが、時空魔法はあくまで魔法で、一定の魔法理論の元に動いている魔法であり、魔封じも有効だったり、発動に魔法石を用いる点で超能力と異なる。 触れずに物を動かしたりするいわゆる念力をサイコキネシス(Psychokinesis)と言い、一般的に「PK」と略される。 【関連項目】 ⇒魔法 ⇒時魔法 ⇒気 ⇒陰陽道 |
時魔会(ときまかい)【集団・組織名】 | |
正式名称、「時空魔法使用者連合会」。 その名の通り、時空魔法を使用することの出来る者(時空魔法の素質を持った者)の集団であり、通称「ばべんそー」と呼ばれる女性を頂点としている。 基本的に、表世界には存在の噂すら立っていない集団。 その存在目的は単純明快で、「時空魔法の存在を世間に知らせないこと」である。そのため、組織、と言っても具体的に集団で行動をするわけではなく、時魔使用者が強制的に入会することになる会員組合のようなものである。そんな状態なわけなので、時魔会に属しているひとが全ての会員を把握しているということはまず無く、トップの名前どころか、性別すら知らないことも多い。 ただ一つ共通していることは、その誰もが、「『深山 霧槻』は知っている」ということと、時魔石は彼女から渡されたということである。 時魔法は素質があっても、時属性の魔法石、「時魔石」が無ければ時魔法を使用することが出来ない。そのため素質があっても、時魔会に所属し、時魔石を渡されない限り、時魔法とは縁がないのである。 深山 霧槻は、それを知っており、『危険な能力』を持つものにだけ声を掛けているため、時魔会に所属する時魔使いの能力は危険なものが多い。 最近は、とある事件の関係で、時魔法の素質のある者ではない者も数名所属している様だ。 【関連項目】 ⇒時魔法 |
時魔法(ときまほう)【魔法・属性】 | |
「七大魔法」の一つ。 正式には『時空魔法』。時間及び空間を操る魔法。 他の魔法とは異なり、素質のあるもののみが扱える。また、時魔法を使用可能な者の『固有の魔法』が使用可能者に1つ存在するだけというのもこの魔法特有で、言うなれば他の魔法で言う努力すればある程度使える様になる『軽等』なものが存在せず、素質のあるもののみが使える『高等』のみの魔法。 つまり、技術や鍛錬の問題ではなく、どんな覇者も、どんな素人も使用可能な時魔法は1つのみなのである。 また、時の属性を持つ魔法石、「時魔石」が無いと絶対に発動することが出来ないとされている。 素質を持って生まれてくるものは他の魔法に比べ極端に少なく、突然変異のようなレベルらしい。 そのため、時空魔法の素質はオマケのようなもので、基本的に他の素質を1つは持っていることが多い。 時間より空間を扱う能力者の方が多く、時間を扱う能力者はただでさえ少ない時魔法使いのなかでもレアな存在である。 【関連項目】 ⇒魔法 |
光魔法(ひかりまほう)【魔法・属性】 | |
「七大魔法」の一つ。 『魔力』を白く発光する『物体』に変える魔法。 形状も自在で、武器や盾の形にすることや、単純に刃のようなものにして対象を殺傷したり、発光を強化して、目くらましにしたりもできる。 素質を持つものは希少だが、『閃光』や武器、鎧の簡易強化等は簡単なので、素質がないものでも鍛錬すれば出来ることが多い。 無から武器や防具を作り出し、それを維持するのはかなり高等。 【関連項目】 ⇒魔法 |
星魔法(ほしまほう)【魔法・属性】 | |
「七大魔法」の一つ。 隕石や星の動き、重力に関わる魔法。 『然』以上に謎の多い魔法。というか、ほとんど分かってないらしい。 それは素質のあるものは『時』の次に希少というのも関係しているとされる。様は使用可能なものが少ないため、研究しようにもサンプルになってくれる者が居ないのである。 隕石群を発生させたり、圧力をかけたりするため、『重力を操る魔法』なのではとの声も。だが、接触可能な発光しない魔力体も発生させられる辺り、この説は正しくないのかもしれない。 『光魔法の発光しないバージョン』という声もあるが、隕石等はホンモノの隕石で、魔法使用者が物体の維持を意識しなくとも、死亡したとしても存在するというので、魔力体ではない様子。 『光』や『闇』と混同されがちで、性能に似た部分もあるが、光魔法の使い手が星魔法を使えなかったり、闇魔法の使い手が星魔法を使えなかったり、他の魔法の使い手が星魔法を使えたりする辺り、一応別物らしい… 危険な魔法だが、この星に影響が出るような規模の隕石や重力を扱うには莫大な魔力が必要で人間技ではとうてい不可能とされている。 【関連項目】 ⇒魔法 |
魔術(まじゅつ)【魔法・術式】 | |
魔法の形式の中で、自己のエーテル体を変換対象とせず、他のもの(主に生きたままの植物や動物など。定番はキノコ、マンドレイク、ウサギ、カラスなど)を変換対象とするものを「魔術」と呼ぶ。 また、一般的に変換対象となる植物、動物(人含む)を「贄(にえ)」と呼ぶ。 ソーサラーやソーサリスのような悪霊、悪魔に力を借りるタイプの魔法使いの使う魔法も自己のエーテル体を変換対象としていない面から魔術と呼べるものである。 その反面、天使や神に力を借りる聖職者の魔法は魔術と呼ばれることはなく、「神力」や「神術」と呼ばれることが多い。しかし魔法学的分類ではこれも「魔術」である。 尚、ソーサラーやソーサリス、そして聖職者、どちらの場合も、魔力元である悪魔や神は「贄」とは呼ばれないが、力を借りる対象との契約時差し出すものは一般的に「贄」と呼ばれている。 【関連項目】 ⇒魔法 ⇒魔女 |
魔女(まじょ)【魔法・術者】 | ||||||||||||||||||||||
一般的に、魔女というと「ウィッチ(Witch)」を思い浮かべると思うが、「ウィッチ(Witch)」は一般的な女性の魔法使いのことである。ちなみに、男性の魔法使いは「ウィザード(Wizard)」と呼ばれる。 では、ここでの「魔女」とは何を指すのかというと、「ソーサラー(Sorcerer。男)」や「ソーサリス(Sorceress。女。まさに「魔女」)」のような悪霊、悪魔に力を借りるタイプの魔法使いのことである。 そもそも、悪魔に力を借りる、とはどのようなことなのかを説明しよう。 (こういうこと言うと「悪魔崇拝」云々言われそうだが、筆者は悪魔のが人間らしくて割と好きだ) キリスト教では、悪魔とは堕天使を指す。 その頂点とされているのがルシファー(ルキフェル)である。 彼は元は大天使(神の側近4名。名前も「明けの明星」という意味であり、マイナスのものではない)でしかも位が最も高かったが、神のやり方に納得できず、もう見てられなくなり神の座を奪おうとし、神と対立したことで天を追放され、堕天し、神の敵対者として、地獄を拠点とした。 尚、天界での彼のポジションは双子の弟のミカエルが継いだようである。 このとき、彼に付いて行ったものや、この際だからついでにと堕天された ◇ベリアル ルシファーの次に作られた天使。ルシファーの昔からの相棒だが無能。名前の意味は「無価値」。 ◇リヴァイアサン(リヴィアタン) 最強の海竜。名前の意味は「渦を巻いたもの」。 ◇サタン ナルシスト気のある番人。「いやー、神より俺のがかっこいいっしょー?」的な傲慢な態度をとり堕天。堕とされてなお、「事実だろコラ、つかなんで堕とすんだよひがみかよ」的にキレたたくましいひと。名前の意味は「妨げる者」。 ◇ベルフェゴール 『幸せな結婚とはあるものなのか?』をテーマに人間界を覗きに行って(何気に仕事サボった)、女性に絶望して帰ってきたひと。(何を見たんだ。w) 女性不信な妖艶な美女。 銅像などでは何故か車椅子、または洋式便所に座った姿で現されることが多い。「覗き見る者」。 ◇アスタロト(アスタロス) 元上級三位の座天使(肉体がある天使では最上級)で戦車を運ぶ仕事をしていた。サタンの部下。博学で質問されるとつい答えてしまう。天地創造から天使が如何にして堕天したかを語ったおしゃべり。でも息が臭いらしい。(毒ガス) しゃべってばっかでよくサボってたから堕天したらしい。「過去と未来を見通す者」。 ◇マモン(マンモン) 身体は人間!頭はカラス!な悪魔。人間界の希少な金銀財宝を見て、「懇々と湧き出る聖なる祝福より遥かにこの方が素晴らしい!」つまり「神より金のがいいや。」とか言っちゃったから堕天。地獄に落ちてなお、そこに金鉱を発見し、万魔殿を作って飾ることを計画したたくましいひと。でもけちんぼよ。たぶんブランド物とか好き。名前の意味は「富(富む者」。 ◇ベルゼブブ(ベルゼビュート) もともとの名はバアル・ゼブブ(「気高き王」の意)。でも堕天してからこう(「ハエの王」)呼ばれるようになった。元々は熾天使(してんし。九階級のうち最上とされている。三対六枚の翼を持ち、愛と情熱で身体は燃えている)で、天界の戦争においては、ルシファーの右腕として戦ったといわれ、ルシファーに付いてきたとされる。よく食べる強いひと。 豹やハエなどいろいろなものに姿を変えられる。ハエがお気に入り。 ◇アスモデウス 元は上級第二位の智天使(ちてんし。エデンの園を守る番人。炎の剣を持った子供)で頭もいい。丁寧に応対すれば指輪やガチョウの肉をくれたり、幾何学や天文学などの秘術を教えてくれるが、いかんせん怒りっぽい。しかも何かエロい。名前の意味は「大いなる王(滅ぼす者」。 そんな訳で、神と魔は対決しているため、お互いに1つでも手駒が欲しいのである。そこで両者は人間に目を付けた。 神は聖職者となる代価として、「聖なる祝福(幸運アップ?」を与えた。そもそも、世界を作ったのは俺らだということも売りにした。 それに対し、悪魔たちは人間に「寿命の半分までは我らが力を貸す(悪魔が操り人形になる)代わりに、残りの半分は我々の操り人形となる」という一見アレだが実際フィフティフィフティで理に適った契約を持ち出したのだ。 たとえば寿命が80の場合、40以後の人生は悪魔に与えるが、それまでは富も外見的な美も思いのままなのである。 その契約を結んだ人間が、「ソーサラー」及び「ソーサリス」であり、この項目における「魔女」で、神の側に立つ聖職者たちの「魔女狩り」において、本当に狩るべき対象である。 また、キリスト教には以下のような「七つの大罪」と呼ばれる『ひとを罪に導く七大要因』があり、それぞれ担当の悪魔が居る。
それぞれが担当してるものがそれっぽくて面白い。色欲がエロくて子供姿のアスモデウスなのとかもうなんとも言えない。(何 「契約」時はこれらのどの要素がキッカケで悪魔を呼んだかで召喚される悪魔が変わる。 「清池 栄」の場合、本人が極端に飢えていたためベルゼブブだった。 【関連項目】 ⇒魔法 ⇒魔女狩り ⇒魔術 |
魔女狩り(まじょがり)【魔法・行動】 | |
一般に、13世紀から18世紀にかけて(最盛期は17世紀)、ヨーロッパの国家とキリスト教会によって行われた異端迫害のことだが、裏世界では現代でも行われている。 本来は聖職者がその敵となる魔女を征伐するもの(項目:「魔女」参照)だが、単に黒魔法や魔術を使う者が襲われることが多々ある。 「大村 朔夜」はマジックマスターとしての知名度も相まって、何度と無く襲われており、これから逃れるため日本に渡った。 【関連項目】 ⇒魔法 ⇒魔女 ⇒魔術 ⇒黒魔法 |
魔法(まほう)【魔法・術式】 | |
古代から一部の人々に伝承されてきた“力”。 生体エネルギーを物理的な現象に変換する術式で、一定の法則性が存在し、『白』と『黒』の2種類に分けることが出来ると古代から言い伝えられてきた。 また、「光永 涼芽」が裏世界で「魔法は『光』、『闇』、『理』、『然』、『癒』、『星』の属性で分類することが出来、お互いがお互いを支え、バランスをとっている」という「六大魔法の法則・属性」という学説を発表し、一般的になっている。 しかし、実際の魔法の属性は、『光』、『闇』、『理』、『然』、『癒』、『星』そして『時』の七つであり、『時』は話の主軸にもなっている特殊なもので、また、裏の人間でも未確認の、存在しないとされる伝説的なものである。 基本的に、『時』以外は、『素質』のある者以外のどんな者でも鍛錬すれば扱えるようになるが、気力的燃費が悪かったり、威力が低かったりする。そのため、素質のある魔法に絞り込む者が多い。 また、素質は一人1つとは限らず、『大村 朔夜』には6つもの魔法に素質があり、使いこなすという例も。 全ての魔法を現す陣として、『時』を除いた6つの魔法属性を頂点とした、『六芒星/Hexagram』を書くことが多いが、元々は『星』属性を除いた5つを頂点に置き、『五芒星/Pentagram』の中央に『星』を置いていたらしい。 つまり、今の『六芒星/Hexagram』は、中央が空いているのである。 そこに収まるであろうとされているのが、未確認だが、伝説や、噂話に聞く『時』魔法である。 ![]() ![]() 【関連項目】 ⇒魔法石 ⇒光魔法 ⇒闇魔法 ⇒理魔法 ⇒然魔法 ⇒癒魔法 ⇒星魔法 ⇒時魔法 ⇒魔術 |
魔法石(まほうせき)【魔法・道具】 | |
法石、魔石とも。 魔法を使用する上で、使用者への負担を軽減するために使用される道具のこと。その正体は神獣や魔物など精霊の化石や、単純に植物などの生物の化石である。様は高魔力体ならばそれでかまわない。 属性が混じっている状態が天然の状態だが、基本的に1つの属性への純度が高い状態に加工される。 加工後は、光属性の魔力純度の高い石ならば「光魔石」、理属性の魔力純度の高い石ならば「理魔石」のように、「○魔石」と呼ばれることが多い。 時魔法は、術者への負担が大きいらしく、時魔石で術者への負担を軽減しないとまず時魔法の発動は不可能である。 【関連項目】 ⇒魔法 |
闇魔法(やみまほう)【魔法・属性】 | |
「七大魔法」の一つ。 光魔法同様に、『魔力』を接触可能な『物体』に変えるが、魔力体が発光せず、黒い色のためこの名が。 殺傷以外に使い道のない魔法。 魔力がダイレクトに影響するため、威力が高く、コントロールしやすいため、昔から戦術に使われ、なじみのある原始的な魔法。そのため『古代魔法』とも呼ばれる。 『原始的』、『古代』と言っても術式が程度の低いものというわけではなく、単にこれ以上のスペックアップが見込めないだけである。 コントロールしやすいため攻撃バリエーションが属性中一番多く、先に言ったとおり、使用者の魔力にダイレクトに影響するため威力が高いのだが気力の消耗も大きい。 【関連項目】 ⇒魔法 |
癒魔法(ゆまほう)【魔法・属性】 | |
「七大魔法」の一つ。 治癒魔法、治療魔法とも。 聖魔法とも呼ばれ、素質のあるものが神聖視されることが多い。 しかし素質のある者は実は理の次に多く、素質の無い者でも努力次第で軽症程度の治療は出来るようになる。 人体になんらかの影響を及ぼす魔法。単純な治癒だけでなく、一時的な肉体増強の補助等も。 そのため単純に魔力を他人に渡せるだけではないようだ。 気孔師やヒーラーがコレを使っていることもある。気や超能力を用いていない意味では詐欺とも言えるが自覚があるのか無いのか。 【関連項目】 ⇒魔法 |